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インプラント治療法のひとつ「フラップレス手術」について紹介します。どのようなインプラント治療なのか、またメリット・デメリットについてもまとめました。
端的に言えば、歯茎の切開手術を行わないインプラント手術ということになります。「切らないインプラント」というキャッチフレーズを用いているのもよく見かけます。
通常のインプラント手術では歯茎を切開して顎の骨を露出させ、そこにドリルで穴を開けてインプラントの本体を埋め込んでいきます。対してフラップレス手術では、歯茎に直接、歯科用パンチや歯科用ドリルでごく小さな穴をあけていき、少しずつその穴をインプラントが入る大きさに広げていきます。
インプラントが入る大きさとなったところで埋入を実施。インプラントが所定の位置に収まったら、インプラント上部にキャップをして完了となります。一般的なインプラントとは違い歯茎の縫合や抜糸などは必要なくなります。
それでは、フラップレス手術のメリットやデメリットについて紹介します。
上記の通りフラップレス手術は通常のインプラント手術と違い、歯茎の切開、剥離、縫合、抜糸といった手順を省略することができます。それゆえ、手術後の痛みや腫れを完全に無くすまではいきませんが、通常のインプラント手術よりもその度合いを大幅に軽減できるというのがなによりのメリットになります。
また手術時間が短縮できるため、手術後に感じる顎の疲れも少なくなるという点も見逃せません。さらには手術中の患部に入ってしまう唾液の両も少なくなるので、感染のリスクも減少します。
フラップレス手術は骨幅10×10mm、長さが15mm程度の骨量が必要となります。そのため奥歯の場合は実施可能となる場合が多い反面、前歯の場合は骨幅が足りず、通常のインプラント手術、場合によってはソケットリフトなどが必要になってくるので、フラップレス手術は不可能となるケースもあります。
また手術時間は短く済む反面、CT検査などを綿密に行い、神経や血管を傷つけないための徹底した準備が求められます。もちろんそうした設備を備えており、準備段階で豊富な知識や経験に裏打ちされた、的確な判断を下してくれる歯科医師でなければ、思わぬ失敗を招くこともありえます。
以上の通り、フラップレス手術は歯茎の切開や縫合を行わないため、患者への身体的な負担が少なく、手術時間も短縮できます。その反面、事前の検査を念入りかつ慎重に行うことが不可欠。この判断を誤り、フラップレス手術に適さない状態なのに実施してしまうと、結果は火を見るよりも明らかです。それこそ「フラップレス手術は簡単にできる」「簡単・早い」と安易に謳っている歯科医院は要注意です。繰り返しになりますが、フラップレス手術は緻密な分析と正確な診断を行って、条件に適した場合のみ行える手法だということを、覚えておいてください。
【佐久市代表】
Googleの口コミ評価 |
4.8 (2020年8月5日時点) |
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【上田市代表】
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佐久市、上田市、小諸市の各エリアにある「インプラント治療が可能な歯科医院」の中から、Google のクチコミ評価がもっとも高いクリニック※を1院ずつピックアップ。各クリニックの口コミ内容、設備、治療の選択肢、保証制度について調べました。
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