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歯が欠損した場合に、治療法のひとつとして挙げられるのがインプラント。ただし、骨に直接鉄の棒を埋め込むため、最低限必要な骨の量があります。インプラントができないケースや、断られる全身疾患について説明します。
インプラントは外科手術を伴うため、健康状態に問題があるとできない場合があります。特に70歳以上では、持病がある方が多く麻酔がかけられなかったらり、骨がもろくなっていたりして、インプラントができないことがあります。
インプラントは清潔状態を保つことが大切です。ところが歯周病では歯の土台である骨が溶ける可能性があり、インプラントの土台を埋め込めないことがあります。さらにインプラントをした場所が歯周病になると、せっかくのインプラントを抜かなければならないケースもあります。
狭心症や心筋梗塞など、心臓の病気がある方は、インプラントの外科手術が負担になってしまいます。基本的に心疾患のある方はインプラントができませんが、かかりつけ内科医と連携が取れ、病状のコントロールが可能であればできるケースもあります。
インプラントは外科手術ですから、手術の際には麻酔が必要です。高血圧の方は局所麻酔薬に制限がある場合があり、そもそも手術を行えないこともあります。
糖尿病は骨が弱くなりやすく、免疫力も低下する傾向にあるためインプラントが難しいケースがあります。また糖尿病の人は口が乾燥しやすく、歯周病にもなりやすいため、できないと判断されやすくなります。
貧血の方は、細胞内の酸素が欠乏している状態です。骨結合のほか、治療部分の治癒が妨げられ、細菌感染のリスクが高まるため、インプラント周囲炎が起こりやすいため、インプラントに向いていません。
骨がスカスカになる骨粗鬆症は、顎の骨と埋め込んだインプラントの土台の結合が阻害され、インプラントは難しくなります。ただし骨粗鬆症の度合いによっては手術が受けられる場合もあるため、主治医と相談してください。
慢性閉塞性肺疾患患者(COPD)は、体内のガスを交換しにくくなる疾患です。基本的にはインプラントは断られるケースが多いですが、短時間で手術できる体調であれば、リスクを軽減しながらインプラントができる場合もあります。
気管支喘息の治療には、ステロイドを使っている場合があります。この場合、インプラント術後に感染症のリスクが高くなります。また、非ステロイド性抗炎症薬によって、命の危険を及ぼすこともあるため、かかりつけ医としっかり相談をしてください。
腎不全、腎障害といった病気になると、傷の治癒が遅くなり、手術自体が禁忌として扱われます。腎機能障害でも、病状のコントロールが可能であればインプラント手術を受けることが可能なケースもあります。
胃腸系の病気を総称して消化器疾患と言いますが、疾病によってインプラント術後の薬に注意しながらであれば、インプラントにすることは可能です。ただし、健康な人よりリスクが高く、消化器疾患の主治医と連携することが必要です。
脳梗塞や脳出血の既往歴があるだけなら、インプラントは可能です。ただ、脳の血管が障害を受けているので、併発疾患の有無に気をつけなければなりません。インプラント後は歯磨きなどメンテナンスが重要なので、脳血管障害によって運動障害がある方は、難しいかもしれません。
【佐久市代表】
Googleの口コミ評価 |
4.8 (2020年8月5日時点) |
「歯科医やスタッフの対応が良い」「オシャレで清潔!」と評判の歯科医院。診査・診断に力を入れており、技術力があります。
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